とくし丸を利用しての事例その1
新年あけましておめでとうございます。本年もとくし丸をよろしくお願い致します。
さて、タイトルにある通りとくし丸を利用しての事例を一部ご紹介したいと思います。
ケース1:男性高齢者、独居、医療機関や介護保険の利用はなし(地域包括や地域コーディネーターからの勧めも拒否あり)。
利用までの経緯:開業前に地域コーディネーターさんから社会福祉協議会に相談があり、体力低下もあり、買い物に行くことができておらず、また医療機関や介護保険サービスを利用することを拒んでいるとのことでした。本人様は刺身が食べたいという希望があり、丁度とくし丸の話しを聞いたコーディネーターさんが本人様に良いのでは?ということで、繋がりました。
開業前にコーディネーターさんと社会福祉協議会と私とで、事前訪問させて頂き、ご挨拶ととくし丸の説明をしました。思っていたより本人様の受け入れも良く、まぐろの刺身が食べたいと希望を言われ、初日に持って行かせて頂き、色々積んでいる商品を見ておられました。初日以降も週2回定期的にご利用され、毎回まぐろの刺身をお買い上げ頂きます。最近はかなり寒くなり、自宅から出られない為、商品を玄関先まで持っていき、見て選んで頂いております。
始めはあまりお話しされず、まぐろの刺身のみを買われることが続きましたが、年末あたりから、まぐろ以外の物で甘い物が欲しいや牛乳が欲しいなどの希望を言われるようになりました。最近では次はいつ来てくれるのか?とよく言われるようになり、楽しみにされている様子です。コーディネーターさんが訪問された際も、とくし丸のことを笑顔でお話しされているということで、以前はそのようなことはなかったと喜ばれておりました。
地域のお医者さんからも何かあれば駆けつけますと言って下さり、地域で見守っている状態です。独居ということもあり、緊急時の対応などは重要な為、医療機関や介護保険サービスに繋がっていない方にはこのように地域で見守れる体制が必要だと感じました。
とくし丸も地域の見守り体制の一員として、また元ケアマネジャーとしても貢献できるようにこれからも頑張っていきます。
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