地域の認知症への理解と現実
久しぶりのブログ更新となります。近況としましては、年末年始の休みに入った途端に風邪を引き、最近ようやく本調子に戻ってきました。年末特需の忙しさの疲れが出たのかもしれません。
さて、今回は“地域の認知症への理解と現実”というタイトルで書かせて頂きます。あくまで私が活動する都島区の一部と思って頂ければ幸いです。
とくし丸のお客様は比較的認知機能が高い方が多いです。軽度認知症の疑いと思われる方が少数となります。最近ではメディアでも認知症をテーマにした様々なコンテンツを見受けれるようになり、お客様からも認知症の予防についてなど、関心が高まっていることが伺えます。先日あったお話ですが、常連のお客様から近所の高齢女性が買いたい物があるので、移動スーパーが来る日時を教えて欲しいと尋ねられ、お教えされたそうです。しかし、その後何度も電話がかかってき、「いつ来るの?」「今日は来るの?」など同じ質問を何度もされていたそうです。常連のお客様は認知症についての理解はされておりますが、実際上記のような対応をされた時に嫌悪感を抱いておられ、そのことを何も知らない近所の方へ伝達していき、どんどん悪い情報だけ回っていくという現象が見られました。認知症への理解はある程度されているものの、いざ対応するとなるとどのように接すれば良いのかわからない、また自分の感情をセルフコントロール出来る技術がない為、疲弊し怒りの感情へと変わってしまわれておりました。こういった部分については、専門職が間に入って近所の方に対しての理解と対応方法を周知していく必要があると感じました。どのような病気・障がいがあっても”当たり前に暮らせる地域“を目指して、とくし丸に出来ることは積極的に地域に還元していきたいと思いました。(おわり)
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