【2020年の振り返りと来年への心構え】

おはようございます。販売中、近所の子供達に「とくし丸の人は何円?」とまさかの売りに出された、とくし丸の大庭です。
#1円で落札されました

さて今回ですけども、2020年最終日となった本日に今年の振り返りと来年への心構えを考えたいと思います。

まず今年一年は新型コロナの影響一色といった一年でした。密を避け、人との距離が置かれ、コミュニケーションが著しく低下し、特に高齢者の方々はその影響が強かったです。社会参加が出来ず、日常会話も減少し、体力低下や認知症発症のリスクも高まりました。とくし丸のお客様は9割方高齢者の方ですので、中には家族以外とのコミュニケーションはとくし丸のお買い物の時だけという方々もおられました。密を避ける為、スーパーに行くのもためらわれる方も多く、対コロナに強いサービスであるとくし丸の需要が増えました。

売り上げもおかげ様で前年対比110%前後を推移しました。売り上げ以外にも、先程述べたように家族以外とのコミュニティ参加がとくし丸のみという方にとっては貴重な場であり、またこのような方々は情報難民でもありますので、テレビ以外の情報や地域の情報などを提供しておりました。緊急事態宣言発令の際には自宅でできるエクササイズの提供も実施し、好評でした。

コロナによって色んなものの本質が可視化され、あらためてこの仕事をやってて良かったなと強く思える一年でもありました。福祉の仕事に携わっている方もそうですが、社会的弱者(あまり好きな言葉ではないですが)と呼ばれる方を支援していると、その方々の本音を見落とすことがあります。支援されている立場上、意見しずらいという側面を持ち合わせており、支援者はここに対しての気付きが必要になってきます。かなり難易度は高く、その方との信頼関係構築は必須で、よく観察していないとわからないので、めちゃくちゃ難しいです。また信頼関係を築いていくと、時に家族に近い関係性ができることもありますが、それはまやかしだと思っております。援助者はこの線引きが出来ないと冷静な支援ができないと思ってますし、時にリスクを背負うこともあります。
僕は元々介護の専門職でしたので、特にこの部分は気をつけてました。
#なので冷たいやつと思われるw

今は専門職ではないので、利益追求のみ考えれば関係性をもっと強固にするだけで、売り上げは上がると思います。
しかし、それではその方とのフラットな関係性は築きづらくなり、本音も見落とす可能性があります。時に感情優先にもなりやすいので、お互い冷静な判断が出来なくなることもあるでしょう。
僕は専門職の強みを活かしつつ、専門職ではできなかったことを実践できたらと思っております。

3年目となる来年のキーワードは「謙虚」「行動」「観察」の3点です。観察はお客様やスーパーの従業員さんを指しており、今まで見落としていた部分を視ていこうと思います。

今年一年ありがとうございました。来年も宜しくお願い致しますm(_ _)m

みやこ移動スーパー介護情報局

元ケアマネジャーが大阪市初の移動スーパーとくし丸についての最新情報や都島区の最新医療・介護情報などについて発信致します。

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